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令和7年6月30日(月)【一の瀬ほたる日誌】本日で閉幕致します。

いよいよ今年のホタル観賞も終了の日を迎えることとなりました。
毎晩ご一緒させていただいたホタル観賞は、私にとっても心温まるひとときでした。
歓声とともに現れた一匹、静かに手のひらにとまった小さな光… それぞれの夜に、忘れられない小さな奇跡がありました。

お越しくださいました皆様、本当にありがとうございました。 私たちにとっても、ホタルにとっても、皆さまの笑顔がいちばんのご褒美です。

今日で今年のホタル観賞は一区切りとなります。 ホタルの光が見られなくなるのはさみしいですが、今もアジサイが色鮮やかに咲いています。 そして、また来年、輝く命の舞が帰ってくるその日まで—— この静かな感動が、皆さまの心にやさしく残りますように。

今年最後のほたる日誌:忘れられない光の記憶

昨夜、今年最後のホタル観賞をご一緒したのは、小さな男の子とご両親。 「もっと強い光のホタルはいるかな?」と目を輝かせながら探し続けたその姿に、こちらまでわくわくしてしまいました。 そしてついに見つけた、ひときわ輝くホタル。 それを見つけた瞬間の男の子の笑顔——まるでホタルの光に負けないくらい、ぱあっと咲いた笑みが、本当に可愛らしくて忘れられません。

また、ある晩は、ホタルがどうしても見たくてタクシーで車いすの女性がお越しになりました。
そのお客様の目の前に、まるで導かれるように一匹のホタルが流れ星のように舞い降りました。 それはとても強い光を放つホタルで、そっと静かに目の前を通り過ぎるその様子に、女性の目には涙が光っていました。 あの瞬間の感動は、言葉にならないほど美しいものでした。

お客様と自然とが交わした奇跡のような時間。 それをご一緒できたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。 今年のホタルたちに「ありがとう」を、そしてまた来年の再会に希望を込めてここで令和7年の「一の瀬ほたる日誌」を閉幕致します。

一の瀬のあじさいはまだまだ元気です。働き盛りの40代50代といった感じです。

胡蝶蘭は最盛期を超えてほぼ毎日1輪ずつくらいしおれてきました。

6月はたくさんのご常連様に会えました。
遠く横浜からお越しの皆さまが、地元の音頭に合わせて舞をご披露くださいました。 大会に向けて練習されるお姿に心打たれます。90歳を超える方も笑顔で軽やかに。 宴のあとは、ほたる庭園へ。ホタルに癒され心温まるひとときとなりました。

今日の一の瀬のお花

ホタル観賞期間の証の提灯も今日で消えます。
ホタル観賞にお越しいただきました皆様、「一の瀬ほたる日誌」をご覧いただきました皆様
本当にありがとうございました。
ホタルの光が皆様の心にそっと寄り添えたなら、これ以上の喜びはありません。 どうぞお身体を大切に、素敵な夏をお過ごしください。

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今年のホタル観賞を振り返って

今年は梅雨の合間が長くその間は記録的な暑さとなりました。
平年より4℃~5℃暑くなりました。
ホタルの乱舞は10日前後ではなかったかと感じます。
全体的には昨年より7割ほどの飛翔かなと感じます。

最初のころは雨天の日が多かったですが、雨が降っていても
屋根のついている場所があるので十分観賞ができました。
梅雨の合間が長く後半は雨がなく、ホタルの終息が早かったと思います。

1匹(本当は1頭、2頭と数えます)でも強い光が見えると皆様喜んで下さって
本当に楽しいひと時をご一緒させていただきました。

ホタルは天候や気温などに大変デリケートで来年もどんな舞が見られるのかわかりませんが
今後も一の瀬の蛍の光が皆様の思い出の1ページになりますよう努めて参ります。

また一の瀬のホタルちゃんたちに会いに来てくださいね。

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